内視鏡室ナースのあるある

内視鏡室ナースのあるある

知られざる実態を解き明かす

内視鏡検査が一般に広く認知されるようになったとはいえ、多くの患者は不安や緊張を抱えています。医師のサポートや機器の準備に加え、患者がリラックスして検査や治療が受けられるよう、声かけなど精神的なサポートをすることも内視鏡室ナースの仕事です。また、検査や治療をスムーズに進めるためには医師や他のスタッフとの連携も重要です。そのため、人間関係がよく穏やかな雰囲気の職場が多いようです。しかし、これらは実際に働いてみないとわからないことばかりです。ここでは、その知られざる実態に思わず頷いてしまうような「あるある」エピソードを紹介します。

患者の体格によって器具の種類を変える

内視鏡室では胃や大腸など消化器系の検査が多く行われています。そのような検査には先端にカメラのついた細長いスコープを使用します。検査内容に応じてあらかじめスコープを用意しますが、患者の体格によって用意したスコープを違う種類に変えることも少なくありません。どんな体格の患者にも即座に対応できるよう、内視鏡では特徴の異なるスコープを多数用意しています。

モニターの内容をすぐに把握できる。

内視鏡室に配属された当初はモニターに映る粘膜の部位が何なのか理解できないでしょう。しかし、経験を積んでいくうちに挿入口やスコープの長さなどから、どの部分を見ているのか判断できるようになります。内視鏡室ナースは記録用紙に検査場所を記載しなければならないので、粘膜の位置を把握することはとても重要です。モニターの映像とスコープの長さから消化管の位置を当てることができるのは、内視鏡室ナースならではのスキルでしょう。

音に敏感

内視鏡検査では検査部位にかかわらず、まず消化管の最奥部である十二指腸や盲腸までスコープを進めます。この時点ではスコープを進めることに専念し、粘膜の観察は行いません。最深部に到達すると撮影を開始しますが、この時のシャッター音が内視鏡室ナースにとって非常に重要なのです。スコープのシャッター音が検査終了の合図なので、音を聞いたらナースは患者の荷物を運んだり、次の患者の前処置をはじめたり、検査室の片付けをしたりと必要な作業を行います。医師からの指示を待っていては次の検査の準備や片付けが進まないため、内視鏡室ナースは仕事を円滑に進めるためにもシャッター音に敏感な人が多いようです。

靴下は重ね履き

どんなに気をつけていても医師のサポートに集中していると、患者の体液がこぼれて自分の靴下についてしまうことがあります。自分の靴下が犠牲にならないように、内視鏡室では自分の靴下の上に病院から配布された作業用靴下を重ねて履くのが一般的です。万が一、体液が付着しても病院が洗浄・消毒してくれるので、自宅に持ち帰って洗う必要もありません。

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